Substackの手数料がnoteより安い理由をエンジニア目線で解説
こんにちは、けいすけです。
最近Substackがいろんなところでおすすめされていますね。
理由のひとつによく挙げられるのが「手数料が安い」という話なんですよね。
ただ、なんで安いのか、までちゃんと説明している話はあまり見かけません。
ぼくはエンジニアとして長くサービス側のコスト構造を見てきたので、今日はその目線で「Substackの手数料はなぜ安いのか」を解説してみます。
結論から言うと、配信するコンテンツの種類で、プラットフォーム側のコストはまったく違うんです。
まず手数料の比較
ざっくりした数字で比べると、こんな感じになります。
Substack: 著者の売上に対しておおむね10%
note: 15%前後
YouTube: 広告売上の3割前後がクリエイターに来ると言われる(公開情報ではない)
音声配信(Voicy / stand fm等): 2割前後がプラットフォーム取り分の事例あり
ライブ配信の投げ銭: クリエイター取り分はおおむね30%〜半分
数字は時期や国で変わるので、契約前に必ず公式情報を確認してください。
ただ、傾向としては明らかにあります。文字中心の媒体ほど手数料が低いんです。
なぜ動画は手数料が高くなるのか
動画配信は、運用側のコストがとにかく重いんですよね。
具体的にお金がかかるところを並べると、こうなります。
動画データを保存するストレージ
視聴者に届ける通信量(CDN等の帯域コスト)
端末ごとに変換するためのトランスコード処理
それを動かすサーバーと電気代
しかもYouTubeの場合、見る側は基本無料で使えます。
無料で使えるということは、サーバー代を誰かが払ってるわけです。
その「誰か」がGoogleで、回収先が広告とプラットフォーム手数料なんですよね。
「YouTubeはクリエイターに3割しか払わない」と言われることがありますが、ぼくはあれをぼったくりだとは思っていません。
それぐらい動画配信のコストは重いんです。
Vimeoで分かる、動画配信の本当のコスト
ぼくは動画教材のホスティング先としてVimeoを使っていて、年間で1万円くらい払っています。
YouTubeみたいに「無料で誰でも上げられる」のとは違って、Vimeoは普通にお金を取るタイプのサービスなんですよね。
これが、動画配信の素のコストに近い数字だと思っています。
YouTubeはそれを広告ビジネスで包んでいるから無料で使えているだけで、裏側のコスト構造は変わらないんです。
こちらがVimeoのプランです。動画を配信しようと思うと、これくらいは必須なんですよね。
音声配信は動画より軽いが、それでも文字よりは重い
音声は動画よりはデータ量が小さいですが、それでもテキストとは比較になりません。
stand.fmやVoicy、Spotifyのような音声プラットフォームも、配信サーバーや保存領域を維持しています。
だから、収益分配でも2割くらいがプラットフォーム側に行く事例が出てきます。
無料で配信できるサービスでも、誰かが配信コストを払っているのは同じなんですよね。
Substackは「文字中心」だから手数料を10%にできる
ここまで来ると、Substackの10%が安い理由がはっきりします。(念のため言っておきますが、これは推測ですよ)
Substackは基本テキストの媒体です。
メールで送る、Webで読ませる、これだけならサーバー負荷はかなり小さく抑えられます。
データ量が小さい
保存コストが安い
配信もメール経由なら追加コストはほぼゼロに近い
このコスト構造だから、著者の手取りを多くしても運営が回るわけです。
逆に言うと、Substack上で音声や動画をメインに投稿する人が増えると、サービスとしては設計が苦しくなります。
メインは文字、補助で音声や動画。これがSubstackの設計思想だと思っています。
エンジニア視点での一般則
プログラムをネットで動かしているとよく分かるんですが、コストは扱うデータの「大きさ × 回数」でほぼ決まります。
文章のやりとりだけ → めちゃくちゃ安い
画像が混じる → 1枚は安いが、量が増えると効いてくる
音声・動画 → 一気に重くなる
動画のストリーミング → 月単位で数千〜数万円になる
NFTが流行ったときも、画像を置いた瞬間にストレージと通信料のコストが効いてきました。マジでAWSとか高いです(それでも良心的な値段ではあります。
ということで、Sbustackの様な発信メディアを選ぶときに「手数料が安い/高い」だけ見ても本質は見えないんですよね。
その手数料が、どんなデータを運ぶ仕組みの上に乗っているのかを見ると、ようやく納得できる数字になります。
まとめ
ぼくが今日伝えたかったのは、ひとつだけです。
プラットフォームの手数料は、運営のケチ加減じゃなくて、配信するデータのコスト構造で決まっている、ということです。
動画 → 手数料が高くなる(または無料サービスは広告で回収する)
音声 → 文字より重く、動画より軽い
文字 → 圧倒的に安いので、手数料を低くできる
媒体を選ぶときは、「自分が出したいコンテンツの種類」と「その媒体のコスト構造」を合わせて見るのがおすすめです。
文字中心で出していくならSubstackやnoteは合理的だし、動画が中心ならYouTubeの3割は妥当な負担として受け入れたほうが理解しやすいです。
今日から、媒体の手数料を見るときは「中で何が運ばれているか」をセットで確認してみてください。
では今日はここまで!
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最近PCのローカルフォルダをAmazonS3へ自動でバックアップする仕組みを作ったんですが、音楽・動画がかなりメインだとコストはかなり高いですね…
めったに使わないデータとして保管する場合だと安く抑えられますが😅